Hatchie 「Sleep」
オーストラリアのインディーズバンド、Babganoujのベースボーカルでもあり、SSWでもある、ハリエット・ピルビームによるソロ・プロジェクトHatchieのドリーム感満載の一曲をご紹介させてください。
まずHatchieについて。
“2018年、HatchieはPitchforkに期待の新人として取り上げられ、EP『Sugar & Spice』収録の「Sleep」は、同メディアのベスト・ニュー・トラックを獲得した。また、Stereogumではアーティスト・トゥ・ウォッチに選出され、FADERにも絶賛された。翌2019年にはデビュー・アルバム『Keepsake』をリリース。同作もNPR Music、Uncut、Consequence等から高評価を得た。この間、HatchieはJapanese Breakfast、Girlpool、Alvvays、Death Cab for Cutie、Beach House、Men I Trust、Kylie Minogue等とプレイ。アメリカとイギリスではヘッドラインのショーも行い、Pitchfork Paris、The Great Escape、Primaveraといったフェスティヴァルにも出演した。”
導入部分のシンセもいいですよね。PVもシンプルだけど、ドリームポップ感満載です。私はこの曲でHatchieを知りました。最初、「ん?この子どこかで見たことあるな」と思い、ググったらBabganoujのベースの子だったんですね。
Babganoujもオルタナ感満載のオーストラリアのインディーズバンドです。個人的にはDo Rite With Me ToniteやStarがポップで可愛くて大好きなチューンです。
個人的にはHatchieがソロ・プロジェクトで大活躍中なので、Babganoujのバンドの知名度よりも。。。そのことでメンバー間の仲が悪くなったりしないか勝手なお世話で心配しています(笑)。
そんなHatchieですが昨年10月に新曲「This Enchanted」をリリースしています。
シューゲイズ感満載ですね。
Hatchieのこれからの活躍に目が離せません。
Snail Mail 「Pristine」
Soccer Mommy 「circle the drain」
満を持して登場です。インディー・ポップ界の新星、サッカー・マミー(本名:ソフィー・アリソン)。
弱冠22歳、インディー・ポップ界を索引する女性SSW
彼女のことは2018年3月にYouTubeにアップロードされた"Cool"で知りました。PVイラストやDIY感がとってもキュート。当時彼女は20歳とかです。
こちらは今回ご紹介する"circle the drain"です。
90年代を思わせるようなPVのカメラワーク。どことなく切なくなってしまう泣きのローファイサウンドに、心がヒリヒリします。ティーン~トゥエンティ前半特有の鬱屈さなどを表現しているように思えます。
サウンドだけじゃなくってリリックも溢れるほどセンチメンタルなんです.....!涙出てきそう
好きな曲がたくさんありすぎて全部紹介したくなちゃうのですが、基本的に「おセンチ」「ローファイ」「オルタナ・インディー」「宅録」これらがキーワードかなっと思います。
この曲とかも音数は少ないんですけど、繊細リスナーの琴線に響くものがあると思います。
彼女に望むことはただ一つ........「来日してください!!!」
Swiss Portrait 「Burnt Out」
最近、YouTubeで上がっているIndie Playlistを垂れ流しにしていることが多いんですが、これ本当に便利ね。
ここから新しいインディーズバンドを見つけるきっかけにもなるし、とりあえず外れはない。Spotify解約中の身、何も問題ありません。
そして見つけてしまった。Swiss Portraitというバンドを(上記の動画1:39:38辺りから~)。
イギリス・エジンバラのベッドルームポップ作家Michael Kay Terenceギターポップ名義 引用元:Swiss Portrait // Familiar Patterns TAPE – Tobira Recordsより
ウイスパーボイスにローファイなギターサウンド。疾走感さえも感じさせます。
あのYUMI ZOUMAともツアーやるんですね。羨ましい。とっても行ってみたいです。
Jay Som 「Superbike」
皆さん、今晩は。突然ですが、「Jay Som」という女性アーティストを知っていますか?
米サンフランシスコを拠点に活動する、メリーナ・ドゥルテによるソロ・プロジェクトでオルタナ・ロックの中にベッドルーム・ポップやシューゲイズといった要素も感じさせます。
MITSKIやJapanese Breakfastといったアジアン・アメリカンによるオルタナ・ロック旋風が吹く中、次々とこういった女性アーティストが出てきてくれて嬉しい限りです。
私はこの曲がJay Somの中で一番好きです。ウイスパーがかったコーラスに、ゆったりとしたギターサウンド。様々なオルタナ・グランジ・シューゲイズアーティスト達に影響を受けてきたんだろうなぁと思います。
ちなみにSuperbikeが収録されているAnak Koのジャケットも韓国アーティストが描くタトゥーにありそうで好き🍀
春ねむり「Pink Unicorn」
このブログを日頃から読んでくださっている皆様に謝らなければならないことがあります。。。洋楽を紹介するブログで日本人アーティストを紹介させてください!(笑)
このブログは今まで、洋楽アーティストが縛りで紹介してきましたが、国境を超えて規格外の音を鳴らすルーキーを見つけ、紹介しない手はありませんでした。
今回は日本人アーティスト春ねむりについて、少し話したいと思います。
春ねむりについて
1995年生まれ、横浜出身のシンガーソングライター / ポエトリーラッパー / トラックメーカー。17歳からバンドを始め、シンセを担当。21歳、突如マイクを握り、うたう最終兵器「春ねむり」としての活動を始める。自身で全楽曲の作詞・作曲を担当している。引用元:春ねむり - TuneCore Japan
若いですよね。最初に彼女を知ったのはKEXPでのライブパフォーマンス。
KEXPに認められた数少ない日本人アーティスト
KEXPの会場には行けないからということで、日本で自作自演でさながらKEXPのリアルの会場にいるようなセットでライブをした春ねむり。
KEXPのホスト、シェリルも彼女の才能を大絶賛。「バーバルの違いこそあれ、春ねむりの表現がヒシヒシと伝わってきて胸が焼け焦がれる思いになった」みたいなことを言っていました。
びっくりしたのが通訳者を介したインタビューもあったこと。KEXPで通訳者が登場するのはなかなか珍しいことではないでしょうか。
でも彼のおかげで春ねむりの繊細な歌詞や世界観が細部まで、リスナーに届くことになったと思うので、とても嬉しい限りです。
Pink Unicornから感じ取る「生きる難しさ」
縦横無尽に踊り荒れ狂う彼女を見て、「生きることの苦しさを全身を使って体現している人がここにいる」と感じたのを覚えています。
"私ピンク色のユニコーン。君の神様になんてしないで"というフレーズが頭にこびりついて離れません(曲は12:50~)。なんて純粋で傷ついやすい心を持った人なんだと、久しぶりにアーティストを通して「生きる痛み」に触れました。
妖精のような華奢な体とは裏腹にポエトリーラッパー、たまにするシャウト、ギャップがありすぎるし、彼女の音楽は今までになかった新ジャンルを切り拓く可能性も秘めています。
衣装から胸の真ん中、うなじの真下辺りに大きなタトゥーが入っているのもとっても素敵です。
春ねむりのツイッターを見ていると、3月に下北沢でライブがあるそうです。時間が合えば行ってみたいなー。
海外で評価される日本人アーティスト
KEXPに出演する日本人なんてまず珍しいと思っています。過去にKikagaku Moyoが出ていたことはありますが。
ドメスティックに活動するバンド、春ねむりやKikagaku Moyoのように海外でも評価されるアーティスト。
「何が違うのかな?」と考えて見た時に、
今回は春ねむりがどのように海外で評価され、またその音楽がどんなものか紹介してみました。
皆様の好きな日本発・海外で活躍するアーティストなどいたら是非コメント欄で教えてくださいね🌠
ではでは今回はこの辺で。最後までお読みいただきありがとうございました!